大学教員として生きる道

著者は40歳代の都内中堅私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

土日はないと思え!

大学教員の土日にはやるべきことがいっぱいある。何があるかというと、まずは学会、研究会など他大学の先生方と集まる会は土日が多い。そして、一般向けの講演会や入試なども土日が多い。 そして、研究活動そのものが大学の授業がない土日にしかはかどらない…

4月1日,科研費 勝負の明暗!

大学に勤める研究者にとって,数年に1回の4月1日は勝負の明暗がはっきりする日だ。 昨年度の秋に申請した科研費の採択結果がわかる日だ。 小中学生の通信簿のような意味もあるし,この先数年間の見通しが立つかどうかの目安となる。 私は大学教員になって,…

研究会での発表

とある研究会で発表するために沖縄へ来た.学会や研究会に参加するとで得ることが沢山ある.今回,同じ領域の先生と交流することで自身の研究を進めるために大変有用であったと感じることができた.研究会に参加する意義を振り返ってみた. 1.最新の研究や…

時間は作るもの

いつも時間に追われているような感覚になる人はいないだろうか? 私の回りにもそのような人を良く見るし、かつての私がそうであった。 担当しなければならない授業コマ数が多く、校務に追われて、一体、いつ研究をする時間があるのだろうかと愚痴をこぼして…

チャレンジする勇気とやめる勇気

1.何かを成すためには何かをあきらめる必要がある. 2.どんなことにも挑戦する勇気が必要. この対立する2つの事象,どちらが正しいのか,いつも考えながら行動している. 基本的なスタンスとして,何かにチャレンジして無駄になることはないという信条…

英語の論文をパブリッシュする意義

先日、モスクワのとある企業の研究者からメールが来ているのに気づいた。 どうやら、私の論文を読んで内容に興味を持ったらしい。 今や世界は小さいもので、英語で論文を書けば世界中の何処からでも、ネットを通じて論文にアクセスして読むことができ、更に…

やっと終わったセンター試験

やっと終わった〜という達成感は受験生だけでなく、試験を運営している大学教職員も同じように感じている事と思う。昨日、今日はセンター試験の試験監督を担当した。この数年、毎年のルーティン業務となっている。 受験生の皆さんには、日頃の学習成果を発揮…

修士論文の審査

修士論文の審査を委嘱されている. 修士は頑張ったで賞,博士はそれに見合う内容と質が求められるという話を聞いたことがあるが,頑張ったで賞である修士の学位を修得する上で一番大切なことは何であるかを考えてみる. 文部科学省の大学院設置基準第三条に…

大学教員は事務仕事をすべきなのか?

少し挑戦的な見出しをつけてみた. 大学教員は事務仕事をすべきかどうか?という疑問だが,おそらく,国内のほとんどの大学において事務仕事はしたうえで,研究活動,教育活動をすべきだという回答が返ってくるのは間違いないだろう.だがしかし,本当にそれ…

大学教員の冬休み

新年あけましておめでとうございます.このブログに目を通していただいた皆様に感謝申し上げます.ほとんど独り言に近い内容ですが,何らか役立つことがあれば幸いです.今年も月に数回は更新しますのでどうぞよろしくお願いいたします. さて本日の話題は大…

論文の査読

大学院生時代の苦い思い出がある.それは,初めて学術雑誌に論文を投稿した時のことだ. 投稿するまでに研究室の指導教員に投稿OKの返事をもらう必要があるのだが,相当の時間がかかった.指導教員のOKが出た後,投稿した後も査読結果が思わしくなくギリギリ…

出張先のホテルについて

大学教員は裁量労働制なので決まった時間に同じ研究室内で時間を過ごす必要はない。学内にいることもあれば、国内外に出張して研究の打ち合わせをしたり、学会に参加したり、講演会を頼まれたりすることもある。場合によっては授業を休講にしても学外で仕事…

英語力を鍛える

英語力の鍛え方を経験を交えて解説しました.

国際学会に参加する意義

先日,国際学会に参加してきた. 学会に参加した目的は,1)自身の研究発表を行う,2)世界の新しい情報を得る,3)国内外の専門家との交流,4)訪れた国の風土に触れる,などであった. 私は今までに国際学会で何度か発表してきたが,自分で言うのもあれだ…

図書館を利用せよ!

研究や勉強が進まなかったら図書館へ行こう. 私は以前勤めていた大学で図書委員を行っていた. 大学の教員が図書委員で何をするかって,それはもう図書館の運営そのもので,どうやって学生を図書館に来させるか,どうやって図書の貸し出し冊数を増やすのか…

研究者の実力は論文の本数? それとも論文の内容?

大学教員を目指す大学院生,PDにとって論文の本数はとても重要だ. 博士号を取得するために,学術雑誌へのアクセプトが条件になっているケースもあるし,最近は,英語論文でのアクセプト2~3本が博士号の条件になっている大学もある.したがって,博士号を…

科研費に採択されるためにやるべきこと

今回は自分への言い聞かせであるので,参考になるかどうか分かりませんが興味のある方はどうぞ.大学教員である以上、科研費は男のロマンだ。世界に一つとない新たな挑戦を行い、そのようなチャレンジに対して科研費の採択を受け研究を行い世の中を良い方向…

大学の偏差値とは何か?

大学はよく難易度別に偏差値でランク分けされて,Sランク,Aランクなど毎年更新されているのを見る. しかし,大学内部から見た偏差値というのを大学教員の立場から考えてみたい. 私は,大学ランクでいうところの中堅大学に勤めているが,学内でも学部や…

学会について

先日,私が専門としている分野の国内学会に参加してきた. 学会に行く目的が若いころと少しずつ変化してきたと感じる. 研究者として走り出した大学院生時代には,とにかく新しい情報を知ることや関心のある研究に触れることが楽しくて仕方なかった. 院生の…

教育と研究,どっちが大事?

大学に勤めていると様々な仕事が舞い込んでくる.学内の各種委員会,担任,サークル顧問などは,私が大学教員になりたいと思っていた院生時期には想像していなかった. 教員の校務のなかでも議論になるのが「教育と研究、どっちに重きを置くのか」ということ…

科研費の季節

研究費の確保は大学に勤める研究者にとって生命線だ。 学内の研究費でも十分に研究を進められるという場合もあるだろうが,多くの教員がもう少し予算があればあんなことも,こんな事も出来るのにと感じるであろう. 科研費は研究者の自由な発想に基づいた計…

集中力を高めるために

集中力を高めることは,研究職に限らずどのような職業でも必要なことであろう.しかし,やらなければいけないことがあるのに,いざ机に向かうとなかなか集中できないという経験は誰でもあるのではないだろうか.ではどのようにすれば集中力をアップさせられ…

大学教員の給与について

大学教授は人気職業の一つであるようで,その理由の一つに社会的地位や給与水準が安定していることもあるのだろう. 朝日新聞社出版の大学ランキングに各大学の教授,准教授,助教の実際の給与が掲示されているので,ある意味まる裸状態といえる. 私の場合…

大学教員の夏休み

大学の先生って,夏休みが長くっていいね,って思われているかもしれない.実際,学生の授業がない間はマストの仕事がそれほどない教員もいるかもしれないが,多くの先生方は沢山の仕事を抱えていると思う. 大学のルーティン業務としては会議,オープンキャ…

教員公募について考える

大学教員になるまでの道のりは,人それぞれなので一概には言えないだろうがこれからの時代,教員公募は多くの人が通る関門のではないだろうか. 斯く言う私も公募戦線では大変苦労し約100通弱の履歴書をサブミットした経験がある. その中で得たことは今後の…

自身の強みを知る

自身の強みを知ることは,弱みを克服する以上に大切かもしれない. 自分の強みって,言われて何となく得意なことを想像してみると,”集中力がある” とか ”好奇心が旺盛” などと思っていた. そこで,「さあ,才能(じぶん)に目覚めようーあなたの5つの強み…

何故,大学教員になったのか?

何故,大学教員になったのか? 改めて自身を振り返るために考えてみた. 中学,高校時代はあまり勉強は得意ではなく,むしろ運動部に所属してどちらかというと体育会系の活動が中心.しかし,夏休みの自由研究や工作などはどっぷりとはまるタイプ. 何か決め…

教育・研究者としての心得

ブログの著者は,都内某中堅私大に勤務する40歳代准教授です. 自身への備忘録として,初心を忘れないために教育・研究者の心得をまとめます. 1.質の高い教育を行うためには,研究を推進し新しい情報を知ることが前提. 2.時間がないから研究ができない…