大学教員として生きる道

著者は40歳代の都内中堅私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

学会について

先日,私が専門としている分野の国内学会に参加してきた.

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学会に行く目的が若いころと少しずつ変化してきたと感じる.

 

研究者として走り出した大学院生時代には,とにかく新しい情報を知ることや関心のある研究に触れることが楽しくて仕方なかった.

 

院生の最後の方や任期付きのポスト時代には,自身の研究を発表することで同じ分野の先生方と交流できることが楽しくなってきた.どこかの大学の先生の目に留まり,引き抜いてくれないかなあなど下心も少し出てきた.

 

そして,現在はもちろん,研究者を目指した初期と同じような好奇心や新しいことを知るモチベーションはあるのだが,他の大学に勤める同僚と大学の環境などについて情報交換することに価値を見出してきた.共同研究の打ち合わせなんかも少しづつ行うようになってきた.近い将来は,自身が教育した学生がよい発表をして周りの先生方に評価されるようになって欲しいと思う.

 

様々な大学の先生方と交流する中で得たことから,若い院生やPD,任期付きの先生に,はっきり言おうと思うが,大学教員といっても大学によって全く環境が異なるということは伝えたい.それりゃそうですよ.学生の入学時の偏差値だって,大学によっては倍ぐらい違いますから.私学だって建学の精神が様々ですので.大学間の差は職業間の差と同じかそれ以上かもしれない.とはいうものの就職活動をしているときに研究機関を選べる立場の研究者って数少ないと思う.就職して実際に働いてみないとわからないことは多々あると思うが,これから就職活動をする大学院生やPDの方には,是非,学会を通じて研究内容のみならず,様々な情報交換をして納得がいく環境を見つけて研究・教育に励んでもらいたいと思う.そして,運よくどこかの大学,研究機関に就職できたら,その環境ででき得る限りの努力をすることで,先が見えてくると思う.と自分にも言い聞かせて科研費申請頑張るぞ!