大学教員として生きる道

著者は40歳代の都内中堅私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

出張先のホテルについて

 

大学教員は裁量労働制なので決まった時間に同じ研究室内で時間を過ごす必要はない。学内にいることもあれば、国内外に出張して研究の打ち合わせをしたり、学会に参加したり、講演会を頼まれたりすることもある。場合によっては授業を休講にしても学外で仕事をする必要が出てくることもある。

 

私の場合は時期にもよるが月に2〜3回は飛行機や新幹線に乗って、あちこちに行く。出張が多い方か、少ない方か分からないが会社員をしていた時はもっと出張が多かったように思う。

 

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出張には大抵、宿泊を伴うのでホテルを選ぶのだが、ホテルの選び方を間違えると後々、手間がかかる事がある。一番重要視するのはアクセスのし易さである。安くて設備が良いホテルもあるが、空港や目的地からのアクセスが悪いと移動に時間を要したり、交通手段を検討するのに手間がかかる。

 

そこでアクセス重視で何件かに絞り、その中から値段、雰囲気、部屋の広さ、朝食サービス、レビューを調べて、最終的に一件を選ぶ。

この作業はまさに研究者が、論文データベースの沢山ある論文の中から、キーワードと内容から参考になる先行研究を調べる作業に似ている。時間が永遠にあればじっくりと検討することができるが、素早く最善の選択をすることが求められる。論文の場合、いざ読み始めてみると実験法などが手薄だったり、分析が甘かったりして、後からその論文を読んだことを後悔したりすることもある。

 

話をホテルに戻すと、先日の出張で利用したホテルはアクセスは良かったのだが、部屋が密室でホコリっぽい感じがした。そうすると熟睡できないし、落ち着かない感じがした。結果的に仕事のパフォーマンスに悪影響が出ることが懸念されるぐらいのレベルであった。過去に別のホテルでは、アメニティが全てフロントにあり、後から取りに行かなければいけなかったり、シェーバーが安物っぽく、切れ味が悪く手間がかかったりと出張先で余計な仕事が増えてしまうことがあった。そうであるならば、始めから4つ星、5つ星のホテルを選択しておけば良いのだが、出張旅費の規定で宿泊費の上限が決まっている。限られた予算で如何に理想の宿泊先を選べるのかはもはや出張の楽しみの一つにさえなっている。

 

優秀な秘書が最適の工程とホテルを予約して準備してくれるような教授になれれば良いが、出張の手続きを自分でおこなっている以上、上手くやるしかないですね。