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大学教員として生きる道

著者は40歳代の都内中堅私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

研究会での発表

とある研究会で発表するために沖縄へ来た.学会や研究会に参加するとで得ることが沢山ある.今回,同じ領域の先生と交流することで自身の研究を進めるために大変有用であったと感じることができた.研究会に参加する意義を振り返ってみた.

 

1.最新の研究や国内の動向を知ることができる

2.かつての同僚等と交流を持てる

3.その地域の風土・文化を知ることができる

 

私は学会や研究会に参加する時にはなるべく発表をするようにしている.

発表しないで学会に参加することもあるが,その時は必ず1回は質問をすることを自分に課している.質問することで演者が自身の研究の課題を見つけたり,今後の方向性を考えるきっかけを作れればと思っている.逆に,自分が発表した時に質問があまり出ないときは,発表の内容が面白くなかったということで反省しないといけないと思う.

 

今回の研究会に参加して感じたことは,大学の事情が地域や大学の規模によって全くことなるという点だ.また,国立大学と私学,旧帝大と地方国立,大規模私立と小規模私立など同じ領域の教員,研究者でも随分と環境が異なるということだ.

特に2018年問題(2018年以降18歳人口が減少し大学入学者が減少すること)の影響を受け,教員の削減や教育改革による授業数の減少などにより分野の縮小が余儀なくされている.これに対抗するのは,同じ領域の教員の協力が欠かせないだろうし,教員自身にも従来のやり方を踏襲するだけではなくイノベーションが必要だろうと思う.また,高等教育局の動向や中央教育審議会の動きにも目を光らせておかなければいけない.

 

研究会に参加して良かったと思うのは,規模が大きすぎる学会だと如何にも大規模な予算で最先端の研究をしている研究者が注目される訳だが,小規模な研究会では大学の規模や研究の予算規模にかかわらず同じような興味や関心を持っている先生方が参加するので,より親密な交流ができるということが挙げられる.だが,最近,あまりにも同じような学会や研究会が増えすぎて収集が付かなくなっていると感じる.