大学教員として生きる道

著者は40歳代の都内中堅私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

研究はやっぱり楽しい!

久しぶりに実験をした.

 

大学にいると教育や事務仕事にかける時間が多くなり,思うように実験が捗らないが,私は年に数回は研究を進めるためのデータ取集を行っている.

私はヒトを対象とした研究を行っているので,研究のヒントは常に人にある.実験をすると論文には記載しないような新たな発見がある.今回の実験も,わくわくするような,やっぱりそうかー,何故,そうなんだろうか? など様々な疑問が沸いたり,今までの仮説が検証されたりする.まさに机上の空論ではなく,現場で起きている事象をとらえることができる.本来ならばこのような楽しい時間を沢山作りたいものだ.

 

准教授になってしまうと,PDや博士課程の院生時代のように研究に時間を割くことが難しくなってしまう.これは,職を探しているPDや助教に伝えたいがテニュアをとることが良いか悪いかという議論もあると思う.もっと研究をしたいと思う方は安易に大衆大学や地方大学のテニュアを獲ってしまうと思うように研究が捗らない状況は容易に想像できる.そして,研究への情熱を失う危険もある.任期のある職に就いていた時の方がやらなければ次がないという危機感が研究への情熱を生み,研究成果をあげることができればより良い環境で研究ができるという夢を抱けると思う.